「これってワキガのにおいなの!?」
「私ってワキガ?!」
思春期を迎える10代の女の子の中には、このような悩みを抱え、不安に思っている人もいるでしょう。
ちょうどこの頃、体は成長期を迎え、体の中では代謝が活発になり、皮脂や汗がたくさん分泌されるようになります。
また、ワキガの原因であるアポクリン腺の活動が始まるため、この頃からワキガのにおいを感じ始める人が多いのです。
しかし、代謝が良くなり汗をたくさんかくことで汗臭くなっているのか、ワキガであるのか、見極める必要があります。
「私ってワキガ?!」
っと思っていても、違う場合もあるのです。
一般的に、玉ねぎやネギのにおいなどのように、ツーンとするにおいがワキガのにおいと言われていますが、はっきりとした定義はなく、においも人それぞれ違います。
逆に、雑巾のにおいや、半乾きの洗濯のようなにおいは、汗臭いにおいの可能性が高いといえます。
一番わかりやすいのは、お風呂上がりに、におってみることです。
汗臭さはお風呂に入ってきれいに洗うことでなくなりますが、ワキガのにおいはお風呂のあとでもにおいます。
自分はワキガかもしれないと思い悩む前に、一度セルフチェックをしてみましょう。
- 両親もしくはどちらかがワキガ体質である
- 耳垢が湿っている
- 鼻をつくようなにおいがする
- 衣類に黄色~茶褐色のシミがつく
- 脇毛が多い
これらの項目に当てはまる人は、ワキガの可能性があります。
しかし、セルフチェックはあくまでも自己診断なので、正確な診断を受けたい人は、専門の病院で詳しく調べてもらいましょう。
ただ、においの悩みは病院の先生であっても相談するのに勇気が必要です。
そのため、一人で悩み、不安が膨らんでいる人が多いというのも、現状です。
もう一つ、ワキガとは遺伝するものなので、ワキガをもっている親のにおいと同じようなにおいがしているなぁと思ったら、そうかもしれません。
私の場合は、父親がワキガだったので、仕事から帰ってきた時のにおいを覚えていて、自分からも同じにおいがした時、自分もワキガなんだと悟りました。
中には、あまりにおわない体質だったり、デオドラント商品できちんとケアしている方もいらっしゃるので、親がワキガ体質であることに気づいていない場合もあるでしょう。
ということは、きちんとケアをすれば誰にも気づかれることなく、過ごすことができるのです。
一人で悩まず、相談しましょう!
私は高校生の時、自分がワキガであると自覚しました。
当時は、私より先に兄もワキガであることがわかっていたので、家族の中で母親以外3人がワキガという状況で、自分一人ではなかったので、そこまで凹みませんでした。
しかしその後、大学生になってからは交友関係も広がり、
「友達にバレないかなぁ?」
「におってないかなぁ?」
そればかり気にするようになり、深刻に悩みました。
「なんでこんな体に生んだの!!」
っと、両親にあたったことも何度もあります。
その度、母親は「ごめんね。」と謝りました。
その時は解決策がわからず、両親にあたるしか気持ちを吐き出す方法が見つかりませんでした。
しかし、今、自分が親になって、両親は本当に辛かっただろうなぁと思います。
親であれば、誰しも「子供には辛い思いをさせたくない」と思うものです。
「お願いだから子供にワキガが遺伝しませんように!」
っと、願っていたはずです。
後になって、あの時のことは本当に反省しています。
どうかあなたも、現実を受け入れるのに時間はかかると思います。
しかし、両親の気持ちも理解してあげてくださいね。
私のように後から後悔しないように。
ただ、「ワキガのことを話すと両親が悲しむから・・・」
など、両親の気持ちばかりを考えすぎて、自分の気持ちを押し込まないでください。
どんな時も親は子供の味方です。
きっと、解決方法を一緒に考えてくれるでしょう。
私も、一人ではなく家族がいたから、乗り越えることができました。
どうか、一人で悩まないでくださいね。
自分に合った対策方法を見つけましょう!
セルフチェックをして、ワキガかもしれないと思った方、落ち込む必要はありません。
今は医療が発達し、注射や手術、EL(電気分解)法、ミラドライなど、いろんな治療方法があります。
また、以前はワキガ手術といえば高額な治療方法でしたが、最近ではワキガが原因で「自己臭症」など、精神的に病んでしまう人も多いことから、保険適用される病院も増えてきました。
他にも、デオドラント商品を上手く使うことで、においを抑えることができます。
親からもらった体を大切に、自分に合った対策方法を見つけることで、前向きにワキガと付き合っていきましょう。